COLUMN
2023/12/23 17:22
今回ご紹介するのは、東京のとある教会からレスキューした子たち。
教会だけではなくその教会の牧師さんのおうちからも、牧師さんの愛用品たちをたくさんレスキューさせてもらいました。
ふだん、長野県諏訪のリビセンから1時間圏内のレスキューを基本としているリビセンが、なぜ東京までレスキューしにいったかというと、こちらはリビセンスタッフことちゃんのご実家だったから。
ことちゃんは新卒でリビセンに入社し、主にオリジナルプロダクト(古材フレームとか一輪挿しとか)をたっくさんつくっています。(入社したときは制作未経験!) 最近ではオリジナルプロダクト以外のプロジェクトにも関わるようになって、なんだか頼もしくもあり、でもいつまでもみんなの妹のような癒しの存在♡ たまに売り場にたつと、いつもお客さんとニコニコ楽しそうにお話しています。
今年の春、そんなことちゃんのお父さんが亡くなられました。 そう、教会の牧師さんとはことちゃんのお父さんなのです。 お父さんが亡くなられたのをきっかけに、お母さんはご自身のご実家に引っ越すことになったため、どんさんことちゃんでレスキューに行ったのは先月のこと。
DIYや古いものが好きだったお父さんの愛用品は、本当にすてきなものばかり。 仕事部屋で使っていたデスクやシンプルで重厚感のある本棚、教会に来られる方々とお話していた丸テーブルや、座面を張り替えながら大事に使っていた椅子たち。 他にもおじいちゃんから引き継いだものやちょっとした小物たちまで、誰かに大事に引き継いでほしいものばかりでした。
きっと本当はことちゃんやお母さんが引き継いで使いたいものもたくさんあるはず。でもなかなかそうはいかない事情もある。 私たちがレスキューに伺うオーナーさんたちはみんなそれぞれいろんな複雑な気持ちを抱えているのだと分かってはいたけれど、身内であることちゃんのレスキューを通して、その気持ちをレスキューすることこそがリビセンの大事な役割なのだと、あらためて再認識させてもらった気がします。
牧師さんのもとに生まれたことちゃんは、とにかくいつでも笑顔でがんばり屋さんで自分の意見もしっかり持っていて優しさに溢れていて、お父さんにお会いしたことはなかったけれど、きっときっとすてきなお父さんだったんだろうな!
手にとったその古道具から、愛用していた人はどんな人だったんだろうと想像するのもいい時間だなぁと思います。 そしていま自分が愛用しているものたちも、いつか誰かが引き継いでもしかしたら100年後も愛用されてるのかもしれない。 そんなことを想像するのも楽しいです。
リビセンがレスキューするものたちは、そんな風にずっとつながっていってほしいと思うもの。 日々さまざまなオーナーさんから、そのものと想いをレスキューさせてもらってます。 今回は牧師さんだったスタッフことちゃんのお父さんが愛用していたものたち。 大事に写真に撮って紹介しています。 次に愛用してくれる方に出会えますように!